版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
民主主義と資本主義の危機 マーティン・ウルフ(著/文) - 日経BP 日本経済新聞出版
..
詳細画像 0
【利用不可】

民主主義と資本主義の危機 (ミンシュシュギトシホンシュギノキキ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
46
580ページ
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-296-11365-1   COPY
ISBN 13
9784296113651   COPY
ISBN 10h
4-296-11365-8   COPY
ISBN 10
4296113658   COPY
出版者記号
296   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年8月9日
最終更新日
2024年1月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-04-13 日本経済新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。
国を率いるエリートたちの失敗と堕落が、民主主義と資本主義を危機にさらした。

まずまずの豊かさ、わが子が機会に恵まれること、そして幸せな未来――。
ささやかな期待すらも実現しない政治とグローバル資本主義に民衆は怒っている。
いま必要なのは、格差解消と中間層の復活だ。

* * *

世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。

* * *

20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。権力者だけに奉仕する国家に希望はない。20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。

* * *

FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが描くいま求められる改革。

目次

はじめに なぜ私は本書を執筆したのか
第1章 今回は、火だ

第Ⅰ部 資本主義と民主主義について
第2章 共存的な双子――人類史における政治と経済
第3章 民主資本主義の進化

第Ⅱ部 なにを間違えたのか
第4章 大事なのは経済なのだ、愚か者よ
第5章 レンティア資本主義の台頭
第6章 ポピュリズムの危険

第Ⅲ部 民主資本主義を再生する
第7章 資本主義の再生
第8章 「新しい」ニューディールに向かって
第9章 民主主義の再生

第Ⅳ部 いま歴史の転換点で
第10章 世界における民主資本主義

結 論 市民の力をふたたび

謝辞
参考文献
原註

著者プロフィール

マーティン・ウルフ  (マーティン ウルフ)  (著/文

フィナンシャル・タイムズ(FT)紙チーフ・エコノミクス・コメンテーター
2000年に金融ジャーナリズムを評価されCBE(大英帝国勲章コマンダー)を授与された。2013年にはアメリカ海外特派員クラブ(OPC)から最優秀解説賞を、2019年には経済・金融ジャーナリズムを称えるジェラルド・ローブ賞の生涯功労賞を受賞。2010年から2011年にかけてイギリスの独立銀行委員会の委員を務めた。著書に『シフト&ショック』などがある。

小川敏子  (オガワ トシコ)  (翻訳

翻訳家。
東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。

上記内容は本書刊行時のものです。