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民主主義と資本主義の危機
46
580ページ
定価
3,500円+税
- 書店発売日
- 2024年1月29日
- 登録日
- 2023年8月9日
- 最終更新日
- 2024年1月26日
書評掲載情報
2024-04-13 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。
国を率いるエリートたちの失敗と堕落が、民主主義と資本主義を危機にさらした。
まずまずの豊かさ、わが子が機会に恵まれること、そして幸せな未来――。
ささやかな期待すらも実現しない政治とグローバル資本主義に民衆は怒っている。
いま必要なのは、格差解消と中間層の復活だ。
* * *
世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。
* * *
20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。権力者だけに奉仕する国家に希望はない。20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。
* * *
FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが描くいま求められる改革。
目次
はじめに なぜ私は本書を執筆したのか
第1章 今回は、火だ
第Ⅰ部 資本主義と民主主義について
第2章 共存的な双子――人類史における政治と経済
第3章 民主資本主義の進化
第Ⅱ部 なにを間違えたのか
第4章 大事なのは経済なのだ、愚か者よ
第5章 レンティア資本主義の台頭
第6章 ポピュリズムの危険
第Ⅲ部 民主資本主義を再生する
第7章 資本主義の再生
第8章 「新しい」ニューディールに向かって
第9章 民主主義の再生
第Ⅳ部 いま歴史の転換点で
第10章 世界における民主資本主義
結 論 市民の力をふたたび
謝辞
参考文献
原註
上記内容は本書刊行時のものです。