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宇宙とは何か 松原隆彦(著/文) - SBクリエイティブ
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宇宙とは何か (ウチュウトハナニカ)

新書
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新書判
208ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-8156-2022-6   COPY
ISBN 13
9784815620226   COPY
ISBN 10h
4-8156-2022-9   COPY
ISBN 10
4815620229   COPY
出版者記号
8156   COPY
Cコード
C0244  
0:一般 2:新書 44:天文・地学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年11月30日
最終更新日
2023年12月28日
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書評掲載情報

2024-04-20 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

簡単に「宇宙」と言うが、
結局そもそも「宇宙」って何なのか?
宇宙とは何か、あなたは説明できますか?
宇宙論の研究者が贈る、宇宙とは何かに迫る全6講。

我々が見ている世界は真実か?
この宇宙は特別な存在なのか?
観測の外はどうなっているのか?
そもそも時間とは何か?空間とは何か?
人間はどうして宇宙を知りたいと思うのか?

くめども尽きない謎・疑問の数々を解き明かす
文系でもわかる宇宙論講義。

目次

はじめに 「宇宙とは何か」の旅へ

第1講 宇宙像の広がり
・地球平面説から球体説へ
・現代に残る地球平面説
・宇宙の形を知るには?
・天動説から地動説へ
・地動説が有利になった理由
・無限の宇宙を考えたブルーノ
・地動説の証拠を見つける
・地球に似た惑星もあるのか?
・恒星が無数にあるのになぜ夜空は暗いのか?
・宇宙には始まりがある
・アインシュタイン登場
・相対性理論が本当だとわかる例
・重力の正体
・時空がゆがんでいる
・無重力状態とは何か?

第2講 宇宙の地平
・そこから先は見えない「ホライズン」
・宇宙の膨張の不思議
・宇宙の「晴れ上がり」
・宇宙マイクロ波背景放射
・星はどのようにできたのか?
・銀河、銀河団、超銀河団
・銀河の未来とダークエネルギー
・星の欠片でできている
・宇宙の大規模構造
・宇宙は有限か無限か?

第3講 ミクロの世界へ
・量子力学の登場
・光は粒子か波か?
・プランク定数
・電子はどこにあるのか?
・シュレーディンガーの猫
・不思議な量子もつれ
・量子コンピュータとは?
・量子論なしでは語れない「宇宙の始まり」
・量子トンネル効果で宇宙が生まれた?
・エクピロティック宇宙論

第4講 マルチバース
・宇宙が一様であるという謎
・インフレーション理論はまだ確立していない
・カオス的インフレーション
・無限に広がる宇宙には、自分も無限にいる?
・ストリング理論がブームに
・10次元
・ランドスケープ宇宙
・ブレーン宇宙
・結局は誰が正しいのか?
・ゲーデルの不完全性定理
・物理学者と数学者
・量子論の解釈問題
・エヴェレットの多世界解釈
・ホィーラーの参加型人間原理
・この世界は真実か?

第5講 微調整問題と人間原理
・奇跡的な宇宙
・測定してはじめて決まる「パラメータ」
・弱い重力
・もしも光速度が遅かったら
・ミクロの世界にあらわれる「プランク定数」
・基本定数から得られるプランク尺度
・ちょうどよい電子・陽子・中性子の質量
・2重水素
・生命に都合のいい水の特殊な性質
・トリプル・アルファ反応
・人間原理の成功例
・単宇宙か多宇宙かで説得力が変わる「強い人間原理」
・次元の数にも微調整が働いている?
・タキオン粒子
・とてつもない精度で調整されている宇宙定数
・何がパラメータの値を決めているのか?
・パラメータは偶然でしかないのか?

第6講 時間と空間
・再び、宇宙とは何か?
・ロケットで未来へ
・時空を超える方法
・タイムパラドックスの解決方法
・分岐する宇宙
・相対性理論と量子論は相性が悪い?
・時空とは何か?
・観測的宇宙論
・宇宙を追うために数学は必要か?

著者プロフィール

松原隆彦  (マツバラタカヒコ)  (著/文

1966年、長野県生まれ。高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所(KEK素核研)教授。博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。専門は宇宙論。日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞。『現代宇宙論』(東京大学出版会)、『文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る』(山と渓谷社)、『なぜか宇宙はちょうどいい』(誠文堂新光社)、『宇宙の誕生と終焉』『私たちは時空を超えられるか』(いずれも小社刊)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。