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パピルスのなかの永遠 イレネ・バジェホ(著/文) - 作品社
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パピルスのなかの永遠 (パピルスノナカノエイエン) 書物の歴史の物語 (ショモツノレキシノモノガタリ)

歴史・地理
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発行:作品社
四六判
552ページ
定価 4,800円+税
ISBN
978-4-86182-927-7   COPY
ISBN 13
9784861829277   COPY
ISBN 10h
4-86182-927-5   COPY
ISBN 10
4861829275   COPY
出版者記号
86182   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年10月
書店発売日
登録日
2023年6月16日
最終更新日
2024年5月8日
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書評掲載情報

2024-04-30 読売クオータリー  2024年春号
評者: 植田滋(読売新聞社調査研究本部主任研究員)[書物の歴史から探る読書の意味]
2024-04-12 図書新聞  2024年4月20日号
評者: 見田悠子(スペイン語圏文学)[「人はなぜ物語るのか」イレネ・バジェホ氏来日イベントレポート]
2024-04-08 毎日新聞    2024年4月8日夕刊
評者: 著者インタビュー[イレネ・バジェホさんが来日 情報や知識、残すために ベストセラー『パピルスの……]
2024-03-28 朝日新聞 好書好日  
評者: 鴻巣友季子[鴻巣友季子の文学潮流(第12回)イレネ・バジェホ「パピルスのなかの永遠」に導かれ……]
2024-03-23 山梨日日新聞  2024年3月23日号
評者: 鴻巣友季子[鴻巣友季子のワイン日和(51) 女性デーに文学史追憶]
2024-03-21 読売新聞    2024年3月21日号
評者: 著者インタビュー「文字発明 人類の記憶つなぐ…書物史記したイレネ・バジェホさん」
2024-02-18 まいにちスペイン語  2024年3月号
2024-01-26 週刊読書人  2024年1月26日号
評者: 安形麻理(あがた・まり=慶應義塾大学文学部教授・書誌学)
2024-01-26 週刊金曜日  2024年1月26日号
評者: 伊高浩昭(いだか・ひろあき/ジャーナリスト)
2024-01-20 財界オンライン  
評者: 久保利英明(日比谷パーク法律事務所代表、弁護士)
2023-12-23 毎日新聞  朝刊
評者: 本村凌二(東京大学名誉教授・西洋史)
2023-12-09 毎日新聞  朝刊
評者: 本村凌二(東京大学名誉教授・西洋史)
2023-12-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 山本貴光(ゲーム作家)
2023-11-20 週刊プレイボーイ
評者: 新刊書籍速攻レビュー
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重版情報

4刷 出来予定日: 2024-05-13
3刷 出来予定日: 2024-01-22
2刷 出来予定日: 2023-12-12
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紹介

世界100万部の大ベストセラー
スペインでもっとも著名な作家のひとりである著者が贈る、書物の歴史のはじまりを綴った、壮大な一冊。

「今日の読者が来世にあるときもなお、この本は読み継がれゆくだろうという、絶対的な確信がある」――マリオ・バルガス=リョサ

「書物の発明は破壊に対する私たちの粘り強い戦いにおける、最大の偉業かもしれない」(本書より)
約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本(コデックス)に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。

本をつくり、受け継ぎ、守るために戦う――。

目次

プロローグ 

第一部 未来に思いを馳せるギリシア
 快楽と書物の都市
 アレクサンドロス―あきたらぬ世界
 マケドニアの友
 深淵の縁の均衡――アレクサンドリアの大図書館とムセイオン
 炎と暗渠の物語
 書物の皮膚
 探偵の任務
 ホメロス、それは謎と衰退
 失われた声の世界――こだまする音のタペストリー
 アルファベットの穏やかな革命
 雲間からとどく声、定まらぬ空もよう
 影の読み方を学ぶこと
 反抗的な言葉の勝利
 最初の書物
 移動書店
 文化という信仰
 驚くべき記憶力の男と前衛派の女性グループ
 物語の織り子たち
 私の物語を語るのは他者
 笑いのドラマとゴミ捨て場の恩恵
 言葉との情熱的な関係
 書物の毒。書物の儚さ
 アレクサンドリアの大図書館の三度の崩壊
 救命ボートと黒い蝶
 こうして私たちはこれほど奇妙ないきものとなった

第二部 ローマの街道
 悪名高い都市
 敗北の文学
 奴隷化の見えない境界線
 最初は木だった
 貧しい著者、裕福な読者
 うら若い一族
 書店員――危険な仕事
 ページのある書物の揺籃期と成功
 湯の宮殿の公共図書館
 二人のスペイン人――最初の熱狂者(ファン)と最初の熟練作家
 ヘルクラネウム――破壊による保存
 検閲と戦うオウィディウス
 甘い惰性
 書物の内側への旅路と名づけかた
 古典(クラシック)とはなにか
 正典(カノン)――水生植物の物語
 女性の声の断片
 永遠のものと信じられていたものは儚かった
 あえて記憶にとどめること

エピローグ――忘れ去られた者たち、名もない者たち
  
謝辞
訳者あとがき
参考文献

索引

著者プロフィール

イレネ・バジェホ  (イレネ バジェホ)  (著/文

(Irene Vallejo)1979年、スペインのアラゴン州サラゴサに生まれる。サラゴサ大学とフィレンツェ大学で古典文献学の博士号を取得。『エル・パイス』紙や『エラルド・デ・アラゴン』紙などでコラムを担当。小説、児童書、コラム集も出版されている。『パピルスのなかの永遠』(2019)は、世界100万部の大ベストセラーとなっている。本屋大賞ノンフィクション部門(2020)、国内最高峰の文学賞であるスペインエッセイ賞(2020)ほか多数を受賞。

見田 悠子  (ミタ ユウコ)  (翻訳

(みた・ゆうこ)ラテンアメリカ文学研究者、大学講師。専門はガルシア=マルケス。論文・論考に、「黄金郷の孤独」(『れにくさ』現代文芸論研究室、2013)、「いくつもの世界のひしめく文学」(『ユリイカ』青土社、2014)、「『眠れる森の美女』以降のガルシア゠マルケス」(『〈転生〉する川端康成』文学通信、2022)ほか。訳書に、ジョシュ『バイクとユニコーン』(東宣出版)、サマンタ・シュウェブリン『七つのからっぽな家』(河出書房新社)ほかがある。

上記内容は本書刊行時のものです。