書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー
美麗なラベルと銘酒150余年の歩み
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2024年5月10日
- 書店発売日
- 2024年4月27日
- 登録日
- 2024年3月26日
- 最終更新日
- 2024年4月17日
紹介
【発酵学者・小泉武夫氏推薦!】北海道開拓の進展とともに始まった本格的な日本酒の醸造。その歴史を明治期からの美麗なビンテージ&レトロラベルで辿ります。◇Ⅰ部では、今はない幻の酒蔵が残したラベルを中心に、古き良き時代に生まれた威厳ある美しいラベルをエリア別にたっぷり紹介。◇Ⅱ部では、明治5年創業の道内最古の老舗酒蔵から、令和3年創業の新鋭酒蔵まで、北海道で酒造りに取り組む16蔵の詳細な歴史を、ラベルとともに振り返ります。◇さらに、道内酒造界の歩みを追った酒造史や北海道の酒米誕生秘話、札幌の銘酒・金富士と中川酒造、ラベル意匠の美などなど、読み物も多数掲載した日本酒ファン待望の書が誕生。今宵、レトロでアートなラベルの美しさに酔い痴れませんか?
目次
巻頭特集:レトロラベルコレクション
Ⅰ 幻の地酒ラベル
道央編/道北編/道東・道南編
◆北海道の酒造史――江戸期から現在まで
Ⅱ ラベルが映す北の酒蔵
◇明治期創業
日本清酒【明治5年/札幌】/小林酒造【明治11年/栗山】/国稀酒造【明治15年/増毛】/男山【明治20年/旭川】/碓氷勝三郎商店【明治20年/根室】/髙砂酒造【明治32年/旭川】/田中酒造【明治32年/小樽】/金滴酒造【明治39年/新十津川】
◇大正期創業
二世古酒造【大正5年/倶知安】/福司酒造【大正8年/釧路】/合同酒精旭川工場【大正13年/旭川】
◇平成・令和期創業
上川大雪酒造【緑丘蔵…平成29年/上川】【碧雲蔵…令和2年/帯広】【五稜乃蔵…令和3年/函館】/三千櫻酒造【令和2年移転/東川】/箱館醸蔵【令和3年/七飯】
◆北海道の酒米
北海道の酒蔵(日本酒酒造所)データ
*酒ラベル 名品珍品
①鬼ころし・鬼ごろし/②干支酒/③金と銀/④写真ラベル
*北の酒コラム
①ラベル意匠の美 《石田信夫》/②札幌の銘酒「金富士」を生んだ中川酒造《和田由美》/③「北の誉御三家」年代史《能登亨樹》/④忘れられた酒票への挽歌《上ヶ島オサム》
前書きなど
本書は大きく分けると、以下の2つのパートで構成されています。
「Ⅰ 幻の地酒ラベル」では、かつて道内各地にあった酒蔵のラベルをピックアップ。道央、道北、道東・道南の3エリアに分けて紹介しています。続く「Ⅱ ラベルが映す北の酒蔵」では、令和5(2023)年現在、道内で操業している16の酒蔵について、ラベルの変遷をたどりながら、それぞれの歩みをひもといています。
このほかにも、日本酒のラベルが生まれた背景とその魅力に迫る「ラベル意匠の美」、北海道における酒造りの歴史を俯瞰した「北海道の酒造史」、道内で生産されている酒米についてまとめた「北海道の酒米」といった読み物も掲載しています。
明治初期から大正、昭和初期にかけてのラベルは、ハネやハライをひげ状の細線で強調した「ひげ文字」と呼ばれる極太の筆文字で銘柄を記し、その周りに地元の名勝や縁起のいい図柄をあしらったり、受賞歴を掲示したり、蔵の伝統を謳ったりといったスタイルが定番でした。その時代の絵師や画工(今で言うイラストレーターやデザイナー)、書家、印刷工が工夫と技巧の限りを尽くして図案の完成度を高めていった結果、鑑賞に堪えうる多彩なデザインが花開きます。商品を売り込むための商業デザインであると同時に、美しいアート作品でもある酒ラベルは、コレクションアイテムにうってつけの条件を備えているのです。(「まえがき」より)
版元から一言
◇推薦の言葉――発酵学者・小泉武夫
ラベルをじっと見れば、どれもが心を躍らせる。
そこにはレトロな懐かしさがあり、サイケデリックな美的表現があり、
貫禄という名の威厳が秘められている。
そして瓶の中の銘酒が、その心を醸してくれるのだ。
上記内容は本書刊行時のものです。